ももぢろう VOL

  • 2014.10.07 Tuesday
  • 11:55

第一話 → http://b.kaminchu.com/?eid=1080130

 

 

最終話

 

おばあさんは婚前旅行で、白いガウンを着た男と、南の島をおとずれておった。

 

二人は離島を目指すための舟を選択中やった。

 

木製の舟と、泥製の舟が停泊しておった。

 

「この泥、美肌になりそうね」

 

美にイカれたおばあさんは、まんまと泥の舟を選びよった。

 

「ぢゃあ、俺は木の舟で行くから。競争しようぜ」

 

沖へと舟をこぎだした二人ぢゃったが、腕力で勝るおばあさんはイケメンを瞬時につき放しよった。

 

おばあさんは、これから離島で味わう、白いガウンを着た男のゴールドフィンガーを想像しながら沖へとたどり着きよった。

 

すると、足裏に冷たい物を感じよった。

 

「やだよ私ったら、こんなにびしょびしょに濡らして・・・・って、おい!この舟溶け出しとるやないか!」

 

おばあさんはカナヅチ・泳げんかったのぢゃ。

 

泥舟はあっという間に大破し、おばあさんは溺れよった。

 

その水音と、おばあさんのアンモニア臭を嗅ぎ付け、サメがやってきよった。

 

おばあさんに食らいつき、海中へと引きづりこみよったサメぢゃったが、「ぢゅわ」っとあふれ出したおばあさんの肉汁の味に

 

「おえっ!まぢぃ!」

 

思わず吐き出しよった。

 

作り物の爆乳の浮力で、おばあさんは再び海面に浮上しよった。

 

(助かった)

 

そう思うた矢先、何者かが足先に噛みつきよった。

 

桃尻郎と出会うたあの日、いじめた亀ぢゃった。

 

「悪かった、許せ」

 

願いむなしく、おばあさんは海中へと消えていきよった。

 

T−加藤は、とっくにUターンを決め、その一部始終を砂浜から見ておった。

 

亀は、おばあさんをフルボッコにするため、乙姫さんの待つ竜宮城へと向こうた。

 

が、この島から竜宮城へは、いささか遠すぎぢゃった。

 

亀がようやく竜宮城に到着すると、おばあさんは人工物の入れ乳を残し、白骨化しておった。

 

 

イケメン教師の本妻からのミッションを遂行したT−加藤が、この南の島を後にしよると、入れ替わるように新婚のカップルが上陸したのぢゃった。

 

桃子とウスぢゃった。

 

 

 

エピローグ

 

突然、桃子は吐き気をもようしたようぢゃ。

「もしかして・・・」

そう思うた桃子は、産婦人科をおとずれておった。

そこで、医師からこう告げられたのぢゃ。

「けやきアレルギーですね」

ウスの肉体は、けやき製ぢゃった。

 

愛情は憎悪に変わりよった。

桃子は、ガソリンとライターを購入しよった。

 

家では夫のウスが、親友の牛糞と酒を飲んでおった。

桃子はウスの頭の凹に、ガソリンをなみなみと注ぎよった。

この時桃子は、牛糞から発生したガスが部屋中に蔓延しておるのに気がつかんかった。

桃子は、ライターを握る手の親指に力を込めよった。

 

ニセ産婦人科医・T−加藤は、その爆発をしっかりと見届けておった。

生尻を猿に食いちぎられた男の復讐ぢゃった。

 

おしまい

 

 

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