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「第三次世界大戦中」
プーチン大統領の言う通り、これは 『悪』 との闘いである
月面のような気持ち悪い顔で 『悪』 に尻尾を振り、日本建国以来最悪級の大量殺人を実行した河野太郎は、何がなんでも死刑台に送らなければならない
最悪のシリアルキラー・河野太郎に尻尾を振る神奈川県警!マスク取れ!脳ミソ包茎どもが!
ユダヤマネーの話等、勇気ある発信を続けてくれている、つばさの党・黒川君
ここまで熱く、真摯に訴える姿は初めて拝見しました
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※天然の塩なら、岩塩でも良いそうです。
にせユダヤ人のつくった西洋医学は嘘まみれ!
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米に追従するG7もオワコン
産油国は軒並み米ドルをフル無視
時代はもはやBRICS
2011年の慎太郎さんの予言、的中
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絶対に即刻廃止しなければならない
SATORISM・浅村君の考察どおりである
当該LGBTQの方たちよりも、キチガイじみた性犯罪者の方が多いのだから
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日本国民が全員見なければならない動画!
この人たち、本当にすごい!
日米合同委員会はガチで潰そう!
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前提知識の無い方にはむずかしい内容ですが、必見!
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タッカー・カールソンさんの(爆笑)報道。
ぜひ、笑って下さい。
ちなみに、去年書いた私の超お気に入りブログ。
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必見。
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スターリンに北方領土を占領させたのはアメリカである
歴史も政治も、ちゃんと調べてから語れ
バカが露呈するぞ
こちらの動画を観て勉強しろ
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素晴らしい。
見習おう。
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必見、北海道が誇るスーパードクターの解説です。
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そもそも細菌とは?ウイルスとは?
書き忘れておりました。
・細菌
細胞壁、細胞膜、DNA、タンパク質等で構成された、細胞構造を持つ 「単細胞生物」 です。
サイズの単位では 『マイクロメートル(1mmの1000分の1)』 が用いられます。
適切な環境と栄養と水があれば、自己増殖が可能です。
まれに宿主の細胞内に侵入します。
抗生物質は細胞をターゲットにしているため、細菌に対しては効果があります。
・ウイルス
遺伝情報であるDNA、RNAを保持する、細胞構造を持たない 「単純構造微生物」 です。
サイズの単位では 『ナノメートル(マイクロメートルの1000分の1)』 が用いられます。
自己増殖能力が無いため、宿主の細胞内に寄生し増殖します。
宿主の細胞に侵入するための 『玄関』 がレセプター(受容体)です。
ターゲットとなる細胞を持たないため、ウイルスに抗生物質は効きません。
以上、免疫学 番外編その? 「細菌とウイルスの違い」 終わります。
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皆キチガイ!
エプスタイン関係ないけど、これが米国地下組織!
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昔からありましたから。
1月2日。
歴史に学ぶ。
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免疫を正常に機能させるため、積極的に摂取したい飲食物は、以下のようなものたちです。
・水分
免疫細胞は小腸パイエル板での訓練&学習後、血液やリンパ液に乗り、宿主の全身をパトロールしていきます。
水分補給は、免疫細胞が泳ぎやすい体液をキープするために必須です。
防御の最前線ともいえる、皮膚・粘膜の水分量にも影響することでしょう。
その水分は、水かお茶、そしてホットもしくは常温が理想です。
・亜鉛
欠乏すると免疫能が低下するといわれている、体内では合成できない必須ミネラルです。
牡蠣・煮干し等の含有率が高いのですが、手軽に摂取するにはサプリメントがオススメです。
・ビタミンD
免疫能を調整する働きがあり、特に 「レギュラトリーT細胞」 を増やすために重要といわれています。
ビタミンDの維持には、日光を浴びることが必須となります。
・発酵食品
発酵食品には、免疫細胞を活性させる善玉菌が豊富に含まれています。
?乳酸菌
味噌・ぬか漬け・キムチ・日本酒等、「アジア発」 がオススメです。
?麹菌
「麹菌の吸収率が高い」 といわれている逸品が甘酒です。
?酢酸菌
黒酢・りんご酢・ぶどう酢・ナタデココ等があります。
?納豆菌
その名の通り、納豆に多く含まれます。
・水溶性食物繊維
腸内に送り届けた善玉菌を安定させ、日和見菌をミカタにつけるには、「彼ら」 の好物をプレゼントしてあげることが必要です。
その好物とは 「水溶性食物繊維」 です。
「水溶性食物繊維」 は胃で消化されづらいため、腸まで届き腸内細菌のエサとなります。
大麦の他、海藻・野菜・果物等に含まれていますが、中でも 「メカブ」「オクラ」「モロヘイヤ」「なめこ」「山芋」「納豆」 等のネバネバ食材に多く含まれています。
また、「キウイフルーツ(グリーン)」「いちご」「アボカド」 等も、「水溶性食物繊維」 の上位ランカーとして有名です。
・不溶性食物繊維
ざっくりと言いますと、「水に溶けない食物繊維」 です。
腸内細菌もエサにしづらい程に溶けづらい繊維ですが、子どもたちに神格化された 「うんこ」 の排泄を促します。
そして、有害物質や腸内細菌の死骸も絡めとり排泄してくれます。
・レジスタントスターチ
腸に届く前に、胃で消化されてしまう 「白米」 や 「パスタ」 ですが、「冷ます」 ことでデンプンが変化して消化されづらくなり、腸内細菌のエサになることが報告されています。
これを 「レジスタントスターチ」 と呼びます。
※悪玉菌優勢時は注意
「水溶性食物繊維」 と 「レジスタントスターチ」 は、悪玉菌のエサにもなります。
そのため、悪玉菌が優勢な状態で双方を摂取すると、腸内環境はさらに悪玉菌優位になってしまいます。
この場合、「整腸剤」 もやむなしかと・・・
・オリゴ糖
「オリゴ糖」 も善玉菌のエサになるといわれています。
「オリゴ糖」 は食材中の含有率が低いため、サプリメント等で補うのが良いそうです。
以上、免疫学第22回目 「摂取」 終わります。
事実上、今回が免疫学シリーズ最終回だったのですが・・・
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免疫細胞は、多種多様な腸内細菌から刺激を受けて活性していきます。
・腸内細菌
人間の腸には数百兆個もの細菌が生息しているといわれ、重量はおよそ1.5〜2キロにもなるといわれています。
腸内細菌の構成は個人個人異なり、定着する菌種は3〜5歳くらいまでに決まるといわれています。
つまり、成人では新たな菌は定着させられないそうです・・・それでも・・・
免疫能の維持と健康維持のため、有益に働いてくれる菌を増やすこと、新たに摂り入れ腸まで届けることが大切です。
腸内細菌は 「善玉菌」 「悪玉菌」 「日和見菌」 の3種に大別され、「善玉 : 悪玉 : 日和見」 のバランスが 「2 : 1 : 7」 であることが理想といわれています。
・善玉菌
腸内を弱酸性に保つ等、有益な腸内細菌です。
・悪玉菌
増えすぎると腸内をアルカリ性方向へ傾け、子どもたちのアイドルである 「うんこ」 が臭くなる等、何かとやらかす腸内細菌です。
・日和見菌
「善玉菌が多いときは善玉菌のミカタ」 「悪玉菌が多いときは悪玉菌のミカタ」 となる、多い方に流される日本人そっくりの腸内細菌です。
・「リポ多糖&乳酸菌」 と自然免疫
「グラム陰性細菌のリポ多糖(LPS)」 と 「乳酸菌の主成分・ペプチドグリカン」 は自然免疫を活性します。
?「マクロファージ」 が2箇所の受容体で 「LPS」 と 「ペプチドグリカン」 を受容する。
?2種の有効成分を別々の 「玄関」 で受容することで、活性高率はより高まる。
?「活性マクロファージ」 産生のサイトカインにより、「ナチュラルキラー細胞」 も活性される。
・善玉菌と非特異的IgA
「善玉菌」 は病原体の代表的侵入口となる、口・鼻・目を守る 「IgA」 をつくります。
?「ビフィズス菌や乳酸菌」 を 「樹状細胞・TLR」 が感知・認識、「B細胞」 を活性させる。
?「B細胞」 が 「形質細胞IgA」 に分化、「非特異的IgA」 を産生する。
?「IgA」 は血液&リンパ液に乗り、唾液・鼻汁・涙に分泌、感染防御に尽力する。
・腸内細菌のバランスとIgA
腸管で分泌された 「特異的IgA」 は、「悪玉菌」 に結合し排除することで 「善玉菌優勢」 な腸内環境をつくり出しているといわれています。
「IgA」 の産生に関与している腸内細菌としては、「ビフィズス菌や乳酸菌」 の他、「セグメント細菌」 が知られています。
・セグメント細菌
鳥類、爬虫類、魚類、昆虫と、さまざまな生物の腸管上皮細胞に接着しています。
?強力な 「Th17細胞」 の分化能がある。
※「Th17細胞」 は 「濾胞性T細胞」 に分化する。
?「B細胞」 の 「形質細胞IgA」 への分化も促進する。
?「IgA」 が存在しないと 「セグメント細菌」 は異常増殖する。
・腸内細菌とTh細胞
「悪玉菌が増殖」 し 「善玉菌が減少」 していたマウスのパイエル板では、「Th細胞」 が異常に増殖していたそうです。
このマウスの腸の詳細な調査結果は
?増加した 「Th細胞」 が 「B細胞」 を過剰に刺激。
?「廃棄処分されるはずのB細胞」 が 「形質細胞」 に。
?「悪玉菌」 との結合力が弱い 「悪玉IgA」 産生。
?腸内細菌のバランスが悪化。
と報告されました。
この状態では 「セグメント細菌」 の異常増殖が推察されます。
それにより、以下の仮説を立ててみました。
・腸内細菌とTh17細胞
「Th17細胞」 の暴走による自己免疫疾患を回避するため、以下の仮説を立ててみました。
※カンジダ菌
「セグメント細菌」 同様、腸管上皮細胞接着性の細菌です。
「セグメント細菌」 同様、「Th17細胞」 を誘導するといわれています。
・乳酸菌とThバランス
「乳酸菌」 の中には加熱処理した死菌体でも,「ナイーブT細胞」 の 「Th1細胞」 への分化を促進し、逆に 「Th2細胞」 の機能を抑制する菌株の存在が報告されています。
?「乳酸菌の特定菌株」 を 「樹状細胞・TLR」 が感知・認識。
?「樹状細胞」 が 「ナイーブT細胞」 に抗原提示。
?「ナイーブT細胞」 が 「Th1細胞」 に分化。
?「Th1細胞」 が 「Th2細胞」 の機能を抑制。
?「Th1細胞」 が優勢となる。
?アレルギーの軽減が期待される。
なお、これと似たような機序が、リステリア菌でも起こります。
※リステリア菌
?「リステリア菌」 を 「マクロファージ・TLR」 が感知・認識。
?「マクロファージ」 が 「ナイーブT細胞」 に抗原提示。
?「ナイーブT細胞」 が 「Th1細胞」 に分化。
?「Th1細胞」 が 「Th2細胞」 の機能を抑制。
?「Th1細胞」 が優勢となる。
?アレルギーの軽減が期待される。
・クロストリジウム菌とレギュラトリーT細胞
免疫細胞の攻撃・活性の抑制、そしてアレルギー・自己免疫疾患を抑制する 「レギュラトリーT細胞」 は、「クロストリジウム菌」 によって誘導されることがわかっています。
?クロストリジウム・ブチリカム
「クロストリジウム菌」 の 「ブチリカム株の成分・ペプチドグリカン」 が 「樹状細胞」 に認識され、「レギュラトリーT細胞」 を誘導します。
?酪酸による分化
「クロストリジウム菌」 の代謝産物である 「酪酸」 が 「ナイーブT細胞」 から 「レギュラトリーT細胞」 への分化を促進します。
・クロストリジウム属
「レギュラトリーT細胞」 による正常な免疫の制御のためには、必須の細菌です。
土壌、砂、干し草、動物の腸内、そして健康な人の腸内に一般的にみられます。
つまり、この細菌を新たに腸内へ届けるためには、「土壌、砂に触れ、動物の 『うんこ』 の臭いを嗅ぐこと」 が有効と考えられるのです。
破傷風菌、ボツリヌス菌、ウェルシュ菌等、中々のメンバーが名をつらねますが・・・
ボツリヌス菌もウェルシュ菌も、通常、免疫が正常に機能していれば大事には至りません。
※「破傷風」 なんて、滅多に無いですよね?出会ったことあります?
抗菌薬(抗生物質)は腸内細菌を殺すため、そのバランスを悪化させます。
腸内細菌のバランスを悪化させた結果、通常は腸内で穏やかに暮らしている 「クロストリジウム属株」である 「クロストリジオイデス・ディフィシル」 が異常増殖、腸炎を引き起こします。
腸内細菌のバランスを保つことは免疫細胞の誘導の正常化に直結し、健康の維持にも必須な事柄なのです。
人間は異物と共生しているのです。
以上、免疫学第21回目 「腸内細菌」 終わります。
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?Th1細胞と濾胞性T細胞
かつて、自己免疫疾患において 「細胞性免疫」 を暴走させるのは 「Th1細胞」、「悪玉抗体IgA・IgG」 をつくるのは 「Th2細胞」 であるといわれていました。
近年、病原体の情報を受容した 「ナイーブT細胞」 が 「Th1細胞」 に分化する過程で、抗体の産生に関与している 「濾胞性T細胞」 も同時に誘導されていることが明らかになりました。
現在、自己免疫疾患に関与しているのは 「Th17細胞」 であることがわかっています。
?Th17細胞と濾胞性T細胞
小腸パイエル板において 「Th17細胞」 が 「濾胞性T細胞」 に分化し 「IgA抗体」 の産生に関与し、腸内細菌のバランスを調整しているといわれています。
この有益な 「Th17細胞」 が 「病原性Th17」 になることで、「悪玉抗体IgA・IgG」 の産生に関わる 「(仮)病原性濾胞性T細胞」 に分化するということは考えられる仮説です。
?Th2細胞と濾胞性T細胞
「IgE抗体」 の産生に関与しているのは 「Th2細胞」 と 「濾胞性T細胞」 の 「2種のT細胞」 なのだそうですが、アレルギー疾患に影響しているのは 「Th2細胞由来のIgE」 であると、やんわり論じている文献がいくつかあります。
・脱・悪玉抗体
上記?〜?から、悪玉抗体をつくらないためには
「『Th17細胞』 を悪玉化させない」
「『Th2細胞』 を優勢にしない」
の2点が考えられるのです。
・LPS(リポ多糖)と食細胞
LPSとは、「グラム陰性細菌」 の外壁に埋め込まれた成分です。
LPSは、食細胞の活性を調整してくれます。
グラム陰性細菌は、土の中や海の微生物に多く存在しています。
※土に触れること、海水に触れることは、免疫能のために有益なことなのです。
LPSは、野菜類、きのこ類、海藻類、穀類等から検出されます。
※『食物繊維』 を採ることは、免疫能のために有益なことなのです。
?LPSと好中球
「LPSによって活性されたレギュラトリーT細胞」 と結合することで、「好中球」 が炎症を抑制するサイトカインを産生することが報告されています。
?LPSと好酸球
「好酸球」 が関与しているといわれている難治性副鼻腔炎の鼻の中では、LPSが減少していることが認められています。
?LPSとマクロファージ
LPSによる 「マクロファージ」 の活性は、良く知られている機構です。
以上、免疫学第20回目 「T細胞と食細胞の新説・仮説」 終わります。
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食べ物の 「入口」 と 「玄関」 は違います。
食べ物の 「入口」 は口、「玄関」 は腸です。
少しアンダーグラウンドな言い方?をすれば、栄養補給における 『口』 は 「フロントマン」 であり、『腸』 こそが 「フィクサー」 ということになります。
基本、人間の身体は 「食べた物」 でつくられていきますが、そのスタート地点は 「フィクサー」 である 『腸』 です。
究極の言い方をするならば、食べ物・栄養は 「フロントマン」 のためにあるのではありません。
「フィクサー」 のために存在しているのです。
そして 「フィクサー」 の腸は、免疫のスタート地点でもあるのです。
・胃酸
唾液中のIgA抗体やネバネバ成分ムチンに吸着された多くの病原体は、食べ物同様 「胃」 へと降下し、強酸性(pH 1〜1.5)である胃液によって殺滅されます。
胃液も立派な免疫システムなのです。
※ノロウイルス
ノロウイルスは酸にめっぽう強く、胃液を突破し、回腸・空腸で感染・増殖します。
身体機能は、「玄関」 である腸管上皮細胞からのノロウイルスの侵入を防ぐため、嘔吐・下痢の荒業を繰り出すのです。
症状とは必要なものなのです。
・第二の脳
腸は 「第二の脳」 の異名を持つほど優秀です。
胃で消化された必要な栄養素を吸収する反面、有害無益な異物は受け入れず、子どもたちのヒーローである 「うんこ」 と一緒に排泄します。
・パイエル板
腸には、「免疫細胞の約70%が集まっている」 といわれています。
胃液をエスケープした 「生きた病原体」 は、小腸のパイエル板という器官に取り込まれます。
玄関・腸管上皮細胞からの侵入を防ぐため、パイエル板内部で免疫細胞に病原体を処刑させるのです。
パイエル板での戦い、いわば訓練&学習を経た免疫細胞は、血液やリンパ液に乗り、小腸から全身へと旅立っていくのです。
・Th17細胞
少しアンダーグラウンドな言い方?をすれば、自己免疫疾患における 「フロントマン」 は 『好中球』 であり、「フィクサー」 は 『Th17細胞』 ということになります。
『Th17細胞』 には、炎症疾患を引き起こす 『pathogenic(病原性)Th17』 と、病的炎症を惹起しない 『non pathogenic(非病原性)Th17』 の2バリエーションが存在すると考えられています。
・腸とTh17細胞
腸管粘膜固有層において誘導される 『Th17細胞』 は、基本的に 『非病原性Th17』 であると考えられています。
『非病原性Th17』 は,細菌感染に対する防御能等,有益な免疫細胞であることがわかっています。
反面、同じく腸管で誘導された 『Th17細胞』 が、その他全身の組織においては炎症を惹起する可能性が示唆されています。
有益な免疫細胞であるはずの 『Th17細胞』 が 「何故 『病原性Th17』 になってしまうのか?」 については、いまだに不明という設定になっています。
・高脂肪食と自己免疫疾患
高脂肪食を与えた肥満マウスでは、『非病原性Th17』 から 『病原性Th17』 への転換が惹起されていることが示唆されています。
腸管において 『Th17細胞』 を分化・誘導しているのは腸内細菌です。
マウスにおいては、高脂肪食によって、その腸内細菌が減少することも確認されています。
慢性関節リウマチと高脂肪食の関係が示唆されているのも事実です。
・高脂肪食と病原性Th17転換の一考察
?高脂肪食は腸内pHをアルカリ性方向へ傾け、血液pHを酸性方向へ傾ける。
?事実、腸内の善玉菌は、アルカリ性を嫌う。(結果、減少する)
?善玉菌が減少すると 『Th17細胞』 が 「悪玉化」 する。
?血液pHが酸性方向へ傾くと、『Th17細胞』 は適切に働けず 「悪玉化」 する。
?「悪玉化」 した 『Th17細胞』 は健全な自己細胞を攻撃する。
・脱、Th17細胞の悪玉化
以上、免疫学第19回目 「腸」 終わります。
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日々、破壊と再生を繰り返している新陳代謝ですが、破壊された細胞内の部品は 「ゴミとして廃棄処分」 されるだけでは無く 「使える材料は再利用」 されています。
それは、細胞に寄生する病原体への抵抗機構としても定着しています。
・オートファジー
細胞内の部品の入れ替えのため、その一部を自分自身で食べる機構(自食作用)をオートファジーと呼びます。
その機序は・・・
?細胞内の 「部品」 を膜で取り囲み、元の 「材料」 に分解する。
?使えない 「材料」 はゴミとして廃棄処分される。
?使える 「材料」 は再利用される。
オートファジーによる自食作用は 「非選択的」 といわれていますが、健全な自己細胞よりも、損傷した細胞等を 「優先的に選択」 し自食するとも考えられています。
・細菌寄生細胞
オートファジーによる自食作用は、結核菌やA群溶血性レンサ球菌(人食いバクテリア)等、細胞内に侵入する細菌種を殺菌することが確認されています。
・おかしな細胞
オートファジーは、ガンに侵された細胞等、「おかしな細胞を優先的に選択」 し自食すると考えられています。
・空腹とオートファジー
オートファジーは栄養が供給されず、細胞が 「飢餓状態」 に陥ると活性します。
逆説で、生活習慣病は、細胞が 「栄養過多」 になることで発症リスクが高まります。
「空腹時間をつくる」 ことは、誰でも簡単にできる健康増進方策なのです。
以上、免疫学第18回目 「アレルギー・自己免疫疾患」 終わります。
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今回はアレルギー、自己免疫疾患についての一考察です。
おそらく、大筋では間違っていない考察だと思います。
・Thバランス
アレルギーは、「Th1」 と 「Th2」 のバランスが 「『Th2』 優位」 になってしまうと発症すると考えられています。
「Th1」 はウイルスや細菌退治の司令塔、「Th2」 は寄生虫退治の司令塔です。
理想形である 「『Th1』 優位」 「『Th1』 活性」 は・・・
ウイルスや細菌と触れ合うことで実現できると考えられます。
・顆粒球と寄生虫
「好酸球」 「好塩基球」 「マスト細胞」、これら顆粒球のメインターゲットは(蚊・ダニ含む)寄生虫です。
故・藤田紘一郎先生の 「サナダムシを寄生させることでアレルギー症状が治まる」 は、有名な言説です。
多分、顆粒球はメインターゲットである虫たちと戦いたいのです。
かわいそうに、戦う相手がいないから、花粉なんかと戦うのでしょう。
我が国・日本の 『蚊』 には幸いなことに、危険な 『マラリア原虫』 はいません。
たまには刺されましょう。
また、積極的にお刺身を食べて、アニサキスをゲットしましょう。
・好中球とバイ菌
リウマチ等の自己免疫疾患を引き起こすといわれている 「好中球」 は、白血球の中で最も多い免疫細胞です。
メインターゲットは細菌とカビ、いわゆるバイ菌です。
かわいそうに、大好物を食べられないから、ひねくれて宿主様を噛むのでしょう。
「白血球の中で好中球が一番多い」 ということは、「人間は先天的にバイ菌に強い」 ということです。
以上、免疫学第17回目 「アレルギー・自己免疫疾患」 終わります。
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免疫は自律神経の支配により、自分自身の意識とは関係なく、異物の排除に尽力してくれます。
今回は、そんな免疫を 「ある程度調整する」 考え方を述べていきます。
・体液のpH値
体液は、「pH7.35〜7.45(中央値7.4)」 の微アルカリ性に保たれています。
『pH値』 が、この絶対領域である 『7.35』 を下回る(酸性方向に傾く)、もしくは 『7.45』 を上回る(アルカリ性方向に傾く)と、細胞は適切に活動できなくなります。
当然、免疫細胞も適切に活動できなくなるのです。
この 『pH値』 を調整してくれている3大巨頭は、『肺』 『腎臓』 『腸』 です。
・食べ物の代謝と体液のpH値
代謝時に、血液pH値を酸性方向に傾けてしまう食材を 「酸性食品」 と呼びます。
酸性食品に該当するのは、砂糖・炭水化物・肉類・魚介類・卵等、いわゆる美味しい物です。
美味しい食べ物が生活習慣病を誘発する理由は、「腎臓に過度な負荷がかかり、血液pHを酸性方向に傾け細胞の適切な活動を阻害する」 からなのです。
免疫と食習慣も蜜に関係しており、「美味しい食べ物が血液pHを酸性方向に傾け免疫細胞の適切な活動を阻害する」 ことは十分に考えられる事柄です。
・相反する腸内pHと体液pH
酸性食品と相反する 「アルカリ性食品」 に該当しているのは、海塩・野菜類・きのこ類・海藻類・果物類・豆類等、いわゆる健康食品です。
腎臓に過度な負荷がかからないように、体液のpH調整を手伝ってくれているのが 「腸」 であると考えられています。
腸内のpH値と体液のpH値は不思議な値を示します。
?酸性食品を摂ると腸内はアルカリ性に傾くが、吸収・代謝されると体液は酸性方向に傾く。
?アルカリ性食品を摂ると腸内は酸性方向に傾き、吸収・代謝されると体液は微アルカリ性になる。
免疫細胞を安定した状態で稼働させるには、「アルカリ性食品」 が大切になってくるのです。
※実際には 「アルカリ性食品が体液pHをアルカリ性にする」 のでは無く、「アルカリ性食品の特に 『水溶性食物繊維』 を腸内細菌がエサにすることで活性酸素を無毒化する」 ことが体液pH調整の機序だといわれています。
・海塩
地球における最高峰、完璧なミネラルです。
1897年、ルネ・カントン博士によって 「地球上のすべての生き物の血液と白血球は海水と融合できる」 ことが証明されています。
・体温と免疫バランス
理論上、免疫の力でガン細胞を抑制するには 「顆粒球をある程度抑制し、リンパ球を増やす」 ことが有益であると考えられます。
その方策の1つが、「体温を上げてリンパ球を活性させることで顆粒球を抑制する」 という考え方になります。
・体温と免疫能
生命維持に関わる深部体温は皮膚温よりも高く、37℃前後に保たれています。
外気温の低下、エアコンによる冷え、冷たい飲み物等で身体が冷えると、心臓や脳、内臓等を守るため、血液の循環は 「深部優先」 となります。
結果、末梢部の血流は悪くなり、皮膚温は低下、いわゆる 「体温」 は下がります。
体温の下がったこの状態は、免疫能の低下を招きます。
逆に、当然体温が上昇すれば免疫能も向上します。
体温の維持には・・
?エアコンの温度設定に気をつける。
?冷たい飲み物を控える。
?温かい飲み物を飲む。
?しっかり湯船につかる。
?鼻呼吸をする。
等々の生活習慣が有効になってきます。
・鼻呼吸
酸素の 「入口」 と 「玄関」 は違います。
酸素の 「玄関」 は肺、「入口」 は鼻です。
※口は主として消化器官であり、酸素補給では副経路。
鼻は空気の温度を自動調整し、約37℃まで温めてくれます。
乾燥した空気に対しても、湿度を90%まで上げてくれます。
病原体の大量暴露も防いでくれます。
鼻は高性能フィルターなのです。(マスクより高性能)
※口呼吸は身体を冷やし、病原体の大量暴露のリスクが高まります。
・自律神経と免疫バランス
免疫の力でガン細胞を抑制する2つめの方策は、「副交感神経を優位にすることでリンパ球を増やし顆粒球を減らす」 という考え方になります。
そのためには、ストレスを極力減らし、リラックスしてぐっすり眠ることです。
・自律神経とナチュラルキラー細胞
免疫の力でガン細胞を抑制する3つめの方策は、「お腹痛い(爆笑)」 です。
大笑いという、「副交感神経優位」 な状態での 「交感神経刺激」 である 「腹筋運動」 です。
「ナチュラルキラー細胞」 を疲れさせずに活性するための方策です。
人生笑ってすごして、ガンを抑制しましょう。
・自律神経と唾液
唾液には自然抗体であるIgAや、ネバネバ成分であるムチン等、異物に吸着することで侵入を防御してくれるタンパク質が含まれています。
唾液は 「サラサラ唾液」 と呼ばれる 『漿(しょう)液性唾液』 と、「ネバネバ唾液」 と呼ばれる 『粘液性唾液』 の2種に大別され、唾液腺ごとに性質と分泌量が変わります。
?性質
耳下腺・・・漿液性唾液
舌下腺・・・粘液性唾液
顎下腺・・・混合性唾液(漿液性優性)
小唾液腺・・粘液性唾液
?咀嚼時分泌量
耳下腺・・・60%
舌下腺・・・2%
顎下腺・・・31%
小唾液腺・・7%
?安静時分泌量
耳下腺・・・20%
舌下腺・・・8%
顎下腺・・・65%
小唾液腺・・7%
唾液の分泌は自律神経が支配しており、病原体の防御能には 「質と量」 が関係してきます。
漿液性唾液は唾液の 「量」 に影響し、口腔内の水分量を守ります。
粘液性唾液は病原体への吸着能・侵入防御能に優れますが、口腔内のネバつきや渇きに影響します。
副交感神経は漿液性唾液の分泌を促します。
特に安静時に、サラサラ唾液を分泌させるためにはリラックスすることです。
交感神経優位では粘液性唾液が優先されます。緊張すると口腔内が乾くのはそのためです。
しかし、適度に緊張感を持つことはネバネバ唾液の分泌を促し、病原体への防御能を高めてくれます。
唾液による免疫能を向上させるには、「質」 と 「量」 のバランスが大事になってきます。
そのためには、「適度な緊張」 と 「リラックス」 そのバランスが大事なのです。
以上、免疫学第16回目 「免疫の調整」 終わります。
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くたばった!
良かった!
最高!
もう、アメリカごときに、にせユダヤごときにビビるな!
従うのはやめよう!
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免疫細胞にはバランスというものがあり、その 「絶対量」 というものは決まっています。
一定量以上に増量することは、ありえないのです。
・免疫細胞の比率
免疫細胞の全体量を “100” とした場合、それ以下になることはあっても、“101” になることは絶対にありません。
その計算式は
顆粒球 : (単球+リンパ球) = 100%
となります。
顆粒球が増えると、(単球+リンパ球)が減ります。
逆に(単球+リンパ球)が増えると、顆粒球が減ります。
・自然免疫系でのバランス
病原体への罹患で 「好中球」 が増え 「マクロファージ」 が減っている場合 「細菌感染」 の初期段階であると考えられるそうです。
逆に 「マクロファージ」 が増えて 「好中球」 が減っている場合 「ウイルス感染」 の初期段階であると考えられるそうです。
・自律神経によるバランス
自律神経とは、心臓の鼓動や腸管の消化等を、自分自身の意識とは関係なく稼働させてくれている機能です。
「交感神経」 と 「副交感神経」 の2種の神経が働いています。
「交感神経」 はアクセルに例えられ、起きている時、緊張(ストレス)状態の時等に優位に働きます。
「副交感神経」 はブレーキに例えられ、睡眠時、弛緩(リラックス)状態の時等に優位に働きます。
免疫細胞との関係は・・
「交感神経優位」 な状態では 「顆粒球」 が増加、活性酸素が発生し、ガン細胞の増殖につながります。
「副交感神経優位」 な状態では 「リンパ球」 が増加、ガン細胞の破壊が促進されます。
・自律神経とナチュラルキラー細胞
リンパ球の中でも 「ナチュラルキラー細胞」 は例外的に、「交感神経優位」 な状態で活性します。
いわゆるアクセルを踏めば踏むほど、例えば激しい運動中等に活性は増強します。
ただし、この激しい活性増強には反動がきます。
運動後、「副交感神経優位」 な状態になった時に、活性は急激に低下します。
「ナチュラルキラー細胞」 には、活性が激しく乱高下する特徴があるのです。
・自律神経と獲得免疫
獲得免疫である 「T細胞」 と 「B細胞」 は・・・
「交感神経優位」 な時には 「リンパ節で学習&休憩」
「副交感神経優位」 な時に 「体液に乗り巡回&戦闘」
というルーティーンを持っています。
・Th1 と Th2 のバランス
「Th1」 と 「Th2」 のバランスは 「『Th1』 優位」 が理想といわれています。
このバランスが 「『Th2』 優位」 になってしまうと、「好酸球」 「好塩基球」 「マスト細胞」 を活性させ、アレルギーを引き起こすことが危惧されます。
・Th17 と Treg のバランス
「Th17」 が増えすぎると 「好中球」 が活性し、リウマチやクローン病等、自己免疫疾患を引き起こすことが危惧されます。
アクセル役である 「Th17」 の暴走による自己免疫疾患を抑制する最後の砦・ブレーキ役が 「レギュラトリーT細胞」 です。
「Th17」 と 「Treg」 双方の均衡は健全健康のために、とても重要です。
以上、免疫学第15回 「免疫のバランス」 終わります。
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以上、免疫学第14回 終わります。
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抗体は正式名を 「免疫グロブリン」 といいます。
・クラス
「IgG」 「IgA」 「IgM」 「IgE」 「IgD」 と5つのクラスがあります。
さらに、「IgG」 と 「IgA」 には、それぞれサブクラスが存在しています。
・基本構造
長い2本のH鎖(Heavy Chain)と、短い2本のL鎖(Light Chain)からできています。
Y字を安定させるため、2本のH鎖と2本のL鎖をつないでいる結合を 「SS(ジスルフィド)結合」 といいます。
Y字の頭の部位である 「可変領域」 が抗原(病原体・異物)に結合します。
「可変領域」 が標的ごとに変化することで、結合性が高まります。
「可変領域」 以外(Y字の中間から根元)の部位は 「定常領域」 と呼ばれ、後天的には変化しません。
「定常領域」 の構造の違いにより、免疫グロブリン(Ig)はクラスごとに分類されます。
・IgM
分子量が最も大きいグロブリンです。
抗原に対し、最初に産生される抗体です。
※新型コロナウイルスにおいては、発生当初から 「産生されない人」 が多数報告されました。
抗原親和性は低いのですが、Y字の五量体という構造により結合部が多くなり、抗原結合性が高くなっています。
補体活性能が高く、「古典経路による標的の破壊」 を補助します。
・IgA
鼻汁・唾液・涙・腸管粘液等、分泌液中に多く含まれています。
血液中ではY字の単量体ですが、分泌液中では根元で連結した二量体です。
補体や食細胞の活性能が弱く、主要機能は 「標的の破壊」 では無く 「感染の防御」 となります。
・IgAサブクラス
「IgA」 は、血中含有率では 「IgG」 に劣りますが、人の体内の占有率では60%と、最も多い免疫グロブリンになります。
「IgA」 は 「IgA1」 と 「IgA2」、2つのサブクラスに分けられます。
「総IgA濃度」 は 「IgA1」 が85%、 「IgA2」 が15%となっています。
「IgA1」 の免疫応答は、ウイルス等のタンパク質に対しては良好ですが、多糖類細菌に対しては低調です。
比して 「IgA2」 は、細菌感染防御に重要であると考えられています。
・「非特異的」 と 「特異的」
「IgA」 は、どのような抗原に対しても防御反応を示せる 「非特異的IgA」 と、特定の抗原にだけ結合する 「特異的IgA」 の2種があります。
前者は、いわゆる 「変異株」 にも反応できますが、後者は反応しません。
「非特異的IgA」 は母親の初乳から受け継がれる先天的な自然抗体です。
「特異的IgA」 は感染後に産生される後天的な獲得抗体です。
唾液や鼻汁の 「非特異的IgA」 の値が下がると、呼吸器感染症(いわゆる風邪)に罹患しやすくなります。
風邪とは、そういうものなのです。
昔からそうなのです。
あたりまえなのです。
・IgG
血液中では最も多いグロブリンで、75%を占めます。
感染に対する遅延反応・二次免疫応答として生成されます。
注射針による予防法で生成される主たる抗体です。
感染後の武器であり、感染予防効果は高くありません。
変異には対応できませんが、特定の抗原への結合力は高いです。
補体活性能は 「IgM」 ほど高くはありませんが、抗原と結合することで、その抗原を食細胞が捕えやすくなります(オプソニン化)。
胎盤通過性を持つ唯一の免疫グロブリンで、 免疫記憶を持たない胎児や新生児を守ります。
母体由来の 「IgG」 は生後半年ほどで消失します。
・IgGサブクラス
「IgG1」 「IgG2」 「IgG3」 「IgG4」 と4つのサブタイプに分けられます。
血液中の濃度、主となる標的対象、主となる活性対象は、下記の表にまとめてみました。
※「IgG」 は感染を予防しているのでは無く、感染後の病原体に対処しているのです。また、ミサイルのように病原体を破壊するものではありません。いわば手錠をかけるだけです。病原体を破壊するのは 「細胞性免疫」 と 「補体」 です。
・IgE
血液中にわずか0.01%以下と極微量、存在しています。
寄生虫・原虫・アレルギー物質等に結合し、マスト細胞や好塩基球を呼び寄せ活性させます。
通常は低濃度なのですが、アレルギー体質では高濃度になるそうです。
・IgD
血液中にわずか0.5%以下と極少量、存在しています。
B細胞の表面に存在し、「抗体の産生を誘導している」 という説があります。
・抗体産生の優先性
基本、初感染の抗原に対しては 「IgM」 が優先的に産生され、その後 「IgG」「特異的IgA」「IgE」 にクラススイッチされます。
対して、一度感染した抗原の最アタックでは 「IgG」「特異的IgA」「IgE」 が優先的に産生され、「IgM」 がつくられることは絶対にありません。
何故でしょうか?
・ナイーブB細胞
免疫記憶を持つB細胞を 「メモリーB細胞」 と呼ぶのに対し、一度も抗原に出会っていないB細胞を 「ナイーブB細胞」 と呼びます。
「ナイーブB細胞」 は初めて抗原を受容すると、「ゆるやかに形質細胞へと分化」 します。
「形質細胞」 は 「IgM抗体」 を 「ゆるやかに産生」 します。
この 「ゆるやか」 が、「新型コロナウイルスにおいて 『IgM』 が産生されなかった」 要因です。
・メモリーB細胞
「ゆるやかに分化する 『ナイーブB細胞』」 に対し、新たに抗原を受容した 『メモリーB細胞』 は、頑固な免疫記憶を武器に 「即分化」 できます。
つまり、『メモリーB細胞』 は 『ナイーブB細胞』 よりも優性な細胞なのです。
「東アジアコロナウイルスの免疫記憶を持つ 『メモリーB細胞』」 は、「新型コロナウイルスを受容した時、即分化し、即 『IgG抗体』 を産生」 したのです。※この 『IgG抗体』 は新型コロナには結合できないのですが・・・
『IgG抗体』 ができた以上、『IgM抗体』 は絶対に産生されません。
『メモリーB細胞』 の頑固な免疫記憶は、時にネガティブなのです。
以上、免疫学第13回 「免疫グロブリン(抗体)」 終わります。
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今回は難しい話になります。
臨床医にとっても 「苦手な分野」 なのだそうです。
だから、素人風情が多少でも知っていれば威張れるはずです。
「補体」 という名称は、免疫の作用を補う働きからつけられました。
合計30種のファミリーです。
“C” の後に続く数字は、基本的には活性する順番とイコールなのですが、“C4” だけは 「発見された順番が C1 → C2 → C3 → C4」 だったことからつけられた呼称になります。
抗体が抗原(病原体・異物)と結合すると、補体は活性されます。
活性し切断された断片の 「小さい方に “a”」 「大きい方に “b”」 がつきます。
“C3” は血中補体成分の中で最も多く、肝臓・単球・マクロファージ等から産生されます。
“C3a” はマスト細胞にヒスタミンを出させ、炎症させることで食細胞を引き寄せます(※“C5a” も同様)。
これに対し、“C3b” は抗原と結合し、食細胞に標的を認識させます。
補体の活性経路には発見された順に 「古典経路」 「別経路(副経路)」 「レクチン経路」 の3種があります。
・古典経路(獲得免疫系)
「古典」 の呼称とは異なり、進化上では後発の経路になります。
抗体が抗原に結合し、『“C1” (3種の分子の複合体)』 が活性します。
活性した “C1” は “C4” を活性し、その後は “C2” から “C8” までが連鎖的に活性します。
この過程で “C3b” が抗原に結合すると、食細胞が持つ受容体・CR1で認識されます。
さらに “C5” により食細胞は活性され、抗原を貪食します(オプソニン化)。
その後、最終的に 『“C9” の複合体』 が標的の細胞膜に穴をあけ、水や電解質を侵入させて殺滅します。
「穴をあけて殺滅」 という部分で 「キラーT細胞」 に似ていますね。
・別(副)経路(自然免疫系)
「別・副」 の呼称は、古典経路の後に発見された経路のためにつけられました。
進化上では、古典経路より早い時期から存在している自然免疫機構になります。
抗体を必要とせず、加水分解を受けた 『“C3” (C3 H2O)』 が、血液中のB因子と結合します。
B因子と結合した “C3 H2O” は、大量に “C3” を活性・切断します。
切断後、“C3b” が抗原の細胞膜に結合、食細胞のCR1に認識させます。
“C5” により食細胞は活性、抗原を貪食します。
その後、順次補体の活性が進み、最終的に 『“C9” の複合体』 が細胞膜に穴をあけます。
「穴をあけて殺滅する自然免疫」 という部分で 「ナチュラルキラー細胞」 に似ていますね。
・レクチン経路(自然免疫系)
最も新しく発見された経路です。
レクチンは 『“C1” 複合体』 の “C1q” に構造が似ています。
抗原の細胞膜の糖鎖構造を認識することで始まる補体活性経路です。
「抗原細胞膜のマンノース」 を、血液中に存在する生体防御レクチン 「マンノース結合レクチン(MBL)」 が認識し、結合することで “C4” を活性させます。
その後の連鎖は古典経路と同様です。
以上、免疫学第12回 「補体」 終わります。
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・3通りの抗体
抗体は必ずしも、つくられることが 「良いこと」 になるとは限らないのです。
抗体は働き方の違いから、「善玉抗体」 「悪玉抗体」 「無影響抗体」 の3種に大別されます。
・善玉抗体
これは有益な抗体です。
・悪玉抗体
これは、とんでもないことをやらかす抗体です。
・無影響抗体
これは、存在自体が意味不明な抗体です。
このことについて、わかりやすい4分程度の動画があります。
以上、とんでもないことになり得るのです。
何故でしょうか?
・ウイルスは必要なもの
哺乳類が子孫を残すために、ウイルスは必要不可欠な存在です。
そのため免疫には、ある程度異物を許容する、「免疫寛容」 という機序が存在するのです。
精子はパートナーである女性にとっては 「異物」 です。「免疫寛容」 が無ければ、妊娠は成立しません。
胎児も母体にとっては 「異物」 です。「免疫寛容」 が無ければ、赤ちゃんは守られません。
水痘(みずぼうそう)ウイルスは、免疫によって症状がおさまった後も体内に残ります。何らかの役に立っていると考えられるのですが、帯状疱疹として再度症状が発症しないように、通常は免疫が 「良い距離感」 を保っているのです。
恐ろしい結核菌も、体内に残ります。やはり何かに役立つためと考えられますが、BCGにより強化された免疫が 「良い距離感」 を保っているのです。
人間は異物と共生しているのです。その異物と仲良くするために、「免疫学」 は必須の学問なのです。
以上、免疫学第11回 「3通りの抗体の働き方」 終わります。
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あんな猛毒ウイルス、日本には存在してねえだろ!
やめろ!バカ!
お前ら、本当に日本人か?!
お前ら、人間なら・・・
人の心があるなら・・・
頼む・・・
本当にやめてくれ・・・
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・免疫記憶とは
一度感染した病原体を記憶する機構です。
この 「免疫記憶」 を有している免疫細胞の代表格が獲得免疫である 「T細胞」 と 「B細胞」 です。
・メモリーT細胞
強固な免疫記憶を持っています。
一度感染した病原体に再感染した場合、即時に立ち上がり排除に動きます。
・メモリーB細胞
頑固な免疫記憶を持っています。
一度感染した病原体が体内に侵入した場合、即時に分化、抗体を産生し感染を防御します。
また、一度感染した病原体に再感染した場合、即時に分化、抗体を産生し排除に動きます。
・ゆるい免疫記憶
強固・頑固な免疫記憶を誇る獲得免疫に対し、一度活性した自然免疫も 「ゆるい免疫記憶」 を持つことができます。
この自然免疫の 「ゆるい免疫記憶」 が、病気への抵抗力に一役買っているのです。
・交差免役
メモリーT細胞は、一度感染した病原体に類似した抗原を 「同一抗原」 として認識し攻撃できます。
※当然、いわゆる 「変異株」 にも容易に対処します。
これを交差免役と呼びます。
「SARSに対するメモリーT細胞は、新型コロナウイルスを認識した」
「東アジアコロナウイルスに対するメモリーキラーT細胞は、新型コロナウイルスを攻撃した」
これらは正式に発表されている事実です。
人が感染症に罹患するのは宿命です。そのために、迎撃システムである免疫があるのです。
最強免疫・T細胞を活性させるためには、ある程度の熱量が必要になります。そのために、自律神経が体温を上昇させるのです。
症状とは 「悪いもの」 では無く 「必要なもの」 なのです。
・胸腺
T細胞は胸腺という臓器でつくられます。その胸腺について少し論じます。
?T細胞産生能は新生児から小児期までが隆盛期である
?思春期頃に発達のピーク(重量が最大)をむかえる
?20代で急速に萎縮し始める
?40代では思春期の頃の半分程に萎縮する
?40代でのT細胞新規産生能は新生児期の100分の1程度
?70代でほぼ退縮するが、T細胞の新たな産生は可能
子どもが風邪にかかりやすいのは、病原体との対戦経験の少なさからです。
子どもたちは決して、免疫能が弱いわけでは無いのです。
大人が風邪に対処できるのは、繰り返された病原体との対戦経験、免疫記憶があるからです。
大人たちは、免疫能が多少減退しても 「過去の経験」 で戦えるのです。
子どもが風邪にかかるのは、将来の強い身体をつくるための修行なのです。
・ウイルス干渉
自然免疫の 「ゆるい免疫記憶」 も変異株の排除に役立ちます。
一つの病原体によって活性した自然免疫は、まったく別の病原体すらも捕獲可能になります。
例をあげるならば、「コロナウイルス感染で活性したマクロファージが、インフルエンザウイルスを捕える」 ということは歴然と起こり得ます。
これをウイルス干渉といいます。
※そもそも、人間のウイルス受容体は 「二つのウイルスを同時には受容しない」 といわれています。
・そもそも論 「感染」 と 「曝露」
人間とウイルスの関係において、「入口」 と 「玄関」 は違います。
「入口」 である 「口・鼻・目等」 から侵入されただけでは、「感染」 は成立しません。
この 「入口」 から侵入されることを 「曝露」 といいます。
「玄関」 となる 「レセプター」 が受容して始めて 「感染」 が成立するのです。
※PCR検査は 「曝露」 していれば 「陽性」 と判定されます。
・BCGワクチン
BCGワクチンは 「結核菌」 に対するワクチンです。
結核菌は 「好中球」 をエスケープし、細胞に寄生する恐ろしい細菌です。
BCGワクチンを接種することで、結核菌を破壊する 「T細胞とマクロファージが増強する」 のだそうです。
BCGワクチンにより、活性したT細胞とマクロファージは、ウイルスすら容易に捕えます。
「BCGワクチン日本株」 を摂取していた我々日本人は、「最強の細胞性免疫」 を身体に宿した最強戦士だったのです。
・変異に対応できない
メモリーB細胞は頑固な細胞です。
一度記憶したウイルスが変異して侵入した場合、メモリーしたフェーズでの抗体をつくってしまいます。
結果、「産生された抗体が変異株を捕える」 という可能性は低くなります。
「メモリーB細胞が類似した病原体に的確に対処する」 という可能性も高くはありません。
メモリーB細胞の免疫記憶は、初期感染で重要になる 「IgM抗体」 の産生を阻害することにもつながります。(詳細は 「抗体偏」 で)
・アレルギー
免疫記憶がネガティブに働いてしまうケースは他にもあります。
「メモリーTh2細胞」 と、その 「Th2細胞が活性させる顆粒球」 が、アレルギー反応を引き起こす可能性があると危惧されています。
以上、免疫学第10回 「免疫記憶」 終わります。
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「B細胞」 が抗体をつくるためには、それぞれ特徴を持った 「抗体産生細胞」 に分化しなければなりません。
その 「抗体産生細胞」 のことを 「形質細胞」 と呼びます。
B細胞の分化の様式は 「T細胞依存型分化」 と 「T細胞非依存型分化」 に大別できます。
・T細胞非依存型分化
このタイプの分化には 「非特異的IgA」 をつくるためのものと 「IgM」 をつくるためのもの、の2種があります。
・非特異的形質細胞IgA
形質細胞様樹状細胞が B細胞にIgAの産生を依頼すると、B細胞は 「形質細胞IgA」 に分化します。
「形質細胞IgA」 は文字通り、「IgA抗体」 を産生します。
・形質細胞IgM
まず、B細胞が抗原(病原体・異物)を 「?B細胞受容体(BCR)で受容」 します。
さらに、「?トル様受容体(TLR)で感知・認識」 する2次シグナルによって 「形質細胞IgM」 に分化します。
「形質細胞IgM」 は文字通り、「IgM抗体」 を産生します。
これは、初めて生体内に侵入した抗原に対して分化する様式です。
・T細胞依存型分化
このタイプの分化には 「IgG」 をつくるためのものと 「特異的IgA」 をつくるためのものと 「IgE」をつくるためのもの、の3種があります。
・B細胞のクラススイッチ
樹状細胞は感染部位で抗原を取り込み、リンパ節へと遊走します。
樹状細胞から抗原の情報を受け 「?ヘルパーT細胞」 が活性します。
リンパ節で自ら抗原を受容し、感知・認識した 「?B細胞」 がMHCクラス?に情報を提示します。
「?B細胞」 は 「?活性ヘルパーT細胞」 と情報を共有することで活性します。
活性B細胞は抗原に対して、それぞれ特異的に対処できるように 「B細胞IgG」 「B細胞IgA」 「B細胞IgE」 となっていきます。これをクラススイッチと呼びます。
・濾胞性細胞依存型の分化
濾胞性樹状細胞は、抗原そのものを細胞表面に提示している細胞です。
クラススイッチが起きた後、B細胞はリンパ節の濾胞性樹状細胞の提示した抗原を取り込み、MHCクラス?に情報提示します。
ここでB細胞は、濾胞性T細胞と情報を共有することで再活性されます。
再活性したB細胞は 「形質細胞IgG」 「形質細胞IgA」 「形質細胞IgE」 へとそれぞれ分化し、これもそれぞれに 「IgG抗体」 「IgA抗体」 「IgE抗体」 を産生します。
また、一部のB細胞は形質細胞にはならずに、免疫記憶を持った 「メモリーB細胞」 となり、同一抗原の再アタックに備えます。
一度感染した病原体に対して二度目の感染が無いのは、この 「メモリーB細胞の免疫記憶」 があるからなのです。
感染症罹患時にリンパ節が腫れるのは、これら免疫細胞が頑張って抗体をつくってくれている証なのです。
症状は 「悪いもの」 では無く 「必要なもの」 なのです。
以上、免疫学第9回 「B細胞と形質細胞」 終わります。
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以上、免疫学第8回 終わります。
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免疫細胞は優秀な攻撃力によって、さまざまな病原体から身体を守ってくれています。
反面、制御が効かずに暴走した場合、アレルギー等の自己免疫疾患を誘発してしまうことが危惧されます。
そのため、免疫には攻撃を終了させる、活性を抑制できる機序がそなわっています。
「完全には解明されていない」 といわれている、その免疫抑制の機序をいくつか論じていきます。
・レギュラトリーT細胞(制御性T細胞):Treg
サイトカインを出し、免疫細胞のW司令塔である 「樹状細胞」 「ヘルパーT細胞」 を抑制します。
そして最強細胞・キラーT細胞に対しては、当該細胞が武器としているパーフォリンとグランザイムで自殺誘導します。
・Tfr細胞:濾胞性制御性T細胞
B細胞に対して遊走し、攻撃型抗体の産生を抑制します。
・IgG4抗体
全身を自由に動き回り、寄生細胞を破壊するナチュラルキラー細胞ですが、この抗体の結合した細胞は破壊できなくなります。
以上、免疫学第7回 「免疫の抑制」 終わります。
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ヘルパーT細胞は、樹状細胞から排除するべき抗原(病原体・異物)の情報を受け取ると、抗原それぞれに適応するサブセットに分化します。
・Th1細胞
抗原が、ウイルス感染細胞、ガンに侵された細胞、細菌に寄生された細胞等の場合に分化されるサブセットです。
サイトカインを出し、「マクロファージ」 「ナチュラルキラー細胞」 「キラーT細胞」 の活性を促します。
また、分泌されたサイトカインはガン細胞に直接作用し、アポトーシス(自殺)の誘導、血管新生の抑制等で、その増殖を阻害します。
「Th1」 の出すサイトカイン・TNF-αには、ガン細胞の排除の他、細菌やウイルスに対する体内での感染防御能があります。
・Th2細胞
異物の情報が寄生虫や原虫、そして花粉等アレルギー物質の場合に分化されるサブセットです。
サイトカインを出し、「好酸球」 「好塩基球」 「マスト細胞」 の活性を促します。
寄生虫の排除に役立つ反面、「好酸球」 「好塩基球」 「マスト細胞」 の活性はアレルギー症状を引き起こすと危惧されています。
また、「Th2」 が誘導に関わっている 「IgE抗体」 も、アレルギーとの関係が指摘されています。
・Th17細胞
(細胞に寄生していない)細菌やカビに対して分化されるサブセットです。
「Th17」 が 「上皮細胞」 に働きかけ、「上皮細胞」 が 「好中球」 を呼び寄せ、その活性を促します。
・Tfh細胞:濾胞性(ろほうせい)T細胞
抗体をつくる時に分化するサブセットです。
サイトカインを出して 「B細胞」 を活性させ、それぞれの異物に対して特異的に結合する 「抗体」 をつくらせます。
アレルギーへの関与が指摘されている 「IgE抗体」 は、この産生機序でもつくられます。
以上、免疫学第6回 「ヘルパーT細胞」 終わります。
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そのWHOが来年可決させるパンデミック条約の要点が紹介されています
一度この条約に加入できれば、実質3年間は抜けないで済むみたいです
WHO・LOVEの人、良かったですね
大好きなワクチン、いっぱい打てますよ
以上、免疫学第5回 終わります。
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・MHCクラス?分子
赤血球を除く、ほぼすべての細胞が発現しています。
正常な細胞は、このMHCクラス?に 「自分自身のペプチド」 であることを提示しています。
これにより通常は、正常細胞が自己免疫から攻撃されることはないのです。
細胞が、ガンやウイルス等に侵されると、MHCクラス?に提示されます。
・CD4とCD8
T細胞の表面に発現する補助受容体です。
ヘルパーT細胞はCD4のみを発現します。
キラーT細胞はCD8のみを発現します。
ヘルパーT細胞はCD4でMHCクラス?と結合し病原体を認識します。
キラーT細胞はCD8でMHCクラス?と結合し寄生細胞を破壊するのですが・・・
キラーT細胞は樹状細胞のMHCクラス?とは結合できないため、病原体を認識できません。
・クロスプレゼンテーション
樹状細胞は取り込んだ病原体の情報をMHCクラス?だけではなく、クラス?にも提示することができます。
この経路をクロスプレゼンテーションといいます。
・キラーT細胞の活性
樹状細胞から病原体の情報を受容し活性したヘルパーT細胞は、サイトカインを出しキラーT細胞の活性を促します。
そして、「CD8で樹状細胞のMHCクラス?に結合したキラーT細胞のみ」 が活性化します。
この 「クラス?に結合したキラーT細胞のみ」 の活性は、細胞破壊を病原体が寄生した細胞に限局させるための機序です。
・キラーT細胞
免疫細胞の中で最強の殺傷能を誇ります。
ナチュラルキラー細胞同様、パーフォリンという物質で細胞膜に孔(あな)を開け、グランザイムという物質で標的細胞を自殺(アポトーシス)させます。
・病原体の免疫回避(エスケープ機構)
ガンやウイルスには、キラーT細胞の攻撃を回避する能力を持つものがいます。
MHCクラス?を隠すのです。
MHCクラス?を隠されると、キラーT細胞は病原体を攻撃できなくなってしまうのです。
・免疫のエフェクター機構
生半可なガンやウイルスよりも、免疫細胞は優秀なチームワークを誇っています。
MHCクラス?を隠した細胞は 「自分である」 ことを証明できていない 「あやしい細胞」 です。
ナチュラルキラー細胞は、「非自己細胞&あやしい細胞」 を攻撃する機序を持っている免疫細胞です。
そのため、MHCクラス?を隠したガンやウイルスは、ナチュラルキラー細胞が破壊してくれるのです。
キラーT細胞&ナチュラルキラー細胞、キラーリンパ球コンビは、ガンすらも獲物にする最強コンビなのです。
以上、免疫学第4回 「キラーリンパ球」 終わります。
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・単球とマクロファージ
両者は元々同じ物質です。
単球は血液中に存在し、遊走性に優れています。
単球が組織に移動すると、マクロファージに分化します。
両者は補体 “C3” を産生し、補体ファミリーの活性に一役買っています。
※ちなみに、骨を溶かす破骨細胞も単球の仲間です。
・マクロファージ
白血球の5%を占めます。
病原体が侵入すると、細菌では好中球の後に、ウイルスでは軸となって敵を貪食し殺傷します。
何でもよく食べ、痛風の引き金になる尿酸塩結晶も、このマクロファージが破壊してくれます。痛風の発作とは、マクロファージの結晶破壊工作なのです。確かに激痛ですが、尿酸塩結晶が血管内に侵入することで生じる血管死を防いでくれているのです。
症状とは必ずしも 「悪いもの」 ではないのです。
・ナチュラルキラー細胞(NK細胞)
リンパ球の10〜30%を占めます。
「生まれながらの殺し屋」 の異名を持ち、全身をパトロールしながら、ガン細胞・ウイルス感染細胞・細菌寄生細胞を発見次第、細胞ごと破壊します。
パーフォリンという物質で細胞膜に孔(あな)を開け、グランザイムという物質で標的細胞を自殺(アポトーシス)させます。
ウイルス感染した味細胞&嗅細胞を自殺させるから、一時的な味覚&嗅覚異常が生じるのです。
これも、「局地戦」 で終戦させる最善の策なのです。
症状とは必ずしも 「悪いもの」 ではないのです。
上記の免疫細胞等、自然免疫だけでは倒せない病原体に対しては、獲得免疫が誘導されます。
その病原体の情報を認識する上でかかすことができないのが、下記受容体です。
・トル様受容体(Toll Like Receptor:TLR)
TLRファミリーと呼ばれる11種のレセプター(受容体)です。
マクロファージと樹状細胞は、このTLRファミリーで病原体を感知・認識し、その情報を獲得免疫に伝える大切な役目を担っています。
※N1-メチルシュードウリジンはTLRが認識できない核酸塩基であり、マクロファージが破壊できません。そのため、体内に取り込むと長期に渡って全身をめぐることが危惧されています。
・MHCクラス?分子
マクロファージと樹状細胞が発現している糖タンパクです。
マクロファージと樹状細胞は取り込んだ抗原の情報をMHCクラス?に提示し、獲得免疫に伝えます。
その提示能は殺傷能を持つマクロファージよりも、抗原提示に特化した樹状細胞の方が優性といわれています。
・マクロファージの活性
樹状細胞のMHCクラス?にヘルパーT細胞のレセプター・CD4が結合し、抗原の情報を受容します。
情報を受容し活性したヘルパーT細胞は、サイトカインを出しマクロファージの活性を促します。
そして、「抗原を貪食したマクロファージのみ」 が活性化、病原体の殺傷能を増強します。
この 「貪食マクロファージのみ」 の活性は、炎症を病原体が寄生した部位に限局させるための機序です。
※N1-メチルシュードウリジンを注射針で注入する予防法は、全身の細胞で抗原を生成させる機序を持っており、マクロファージによる全身炎が危惧されています。
・形質細胞様樹状細胞
樹状細胞のサブクラスです。
B細胞に対し、IgA抗体をつくるよう依頼します。
これは、T細胞を必要としないIgA産生機序です。
※詳細は 「抗体偏」 で
以上、免疫学第3回 「自然免疫系」 終わります。
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・好中球
白血球の中で最も多く40〜60%を占めます。
細菌や真菌(カビ)に対する自然免疫反応の中心です。
残念ながら、ウイルス退治はあまり得意ではありません。
標的が侵入した部位に遊走し、貪食・殺菌します。
異物を酵素や活性酸素で消化・殺菌します。
消化・殺菌後、同時に死滅して 「膿」 となります。
だから 「膿」 には感謝しましょう。
症状とは 「悪いもの」 では無く 「必要なもの」 なのです。
・好酸球
白血球中で1〜3%を占めます。
寄生虫に対し、好塩基球の後発で遊走する免疫細胞です。
寄生虫に対し、活性酸素や神経毒などで駆除を行います。
ダニや蚊による炎症部位に遊走し、組織を溶解する酵素を分泌し、組織の再構築に影響します。
これこそが 「破壊」 と 「再生」 自然治癒力です。
・好塩基球
白血球中に1%未満。
寄生虫に対して、初期に遊走・対処する免疫細胞です。
ダニや蚊が吸血している局所に遊走、炎症させることで吸血行為を阻害します。
炎症部位に食細胞(好酸球・好中球・マクロファージ)を引き寄せます。
・マスト細胞(肥満細胞)
気道や腸の粘膜、皮膚、皮下組織等、全身に広く分布する免疫細胞です。
毒素や寄生虫に対して好塩基球同様、炎症させて防御し、食細胞を引き寄せます。
では、顆粒球が大活躍する 「虫刺され」 が何故かゆいのか? について、少し考察したいと思います。
以上、免疫学第2回 「顆粒球」 終わります。
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国語で習った 「漢文」 も、日常ではまったく不要と確信しております。
本当に日本の教育システムって正しいのだろうか?
私程度の学力で言うのも何なのですが、今後、子どもたちに必須の学問があります。
「免疫学」 です。
今日から数回にわたり、その 「免疫学」 を論じていきたいと思います。
※ 「子どもたちに」 と申し上げましたが、内容は中・上級者偏です。
免疫学を語るその前に、大前提となる 「生理解剖学」 をいくつか述べておきます。
? 「症状は悪いもの」 では無く 「症状は必要なもの」
? 免役は異物を排除するように働く
? 人間は、異物 (細菌・ウイルス・寄生虫等) と共生している
? 健康には、上記?と?のバランスが必須
? 人間には 「自然治癒力」 というものがある
? 細胞は破壊と再生を繰り返している
以上、羅列した?〜?の中から最下段?について、もう少し解説したいと思います。
人間は日々、老朽化した細胞を破壊し、新たな細胞でリメイクしています。
これこそが 「新陳代謝」 です。
身体の躯体ともいえる骨も、日々溶かされ、新たな骨が生成されています。
建物でいうところの修繕を、神から与えられたプログラムで勝手に遂行しているのです。
その機序の詳細は
破骨細胞が骨を
破壊し(溶かし)
骨芽細胞が
新たな骨を生成します。
このような細胞の破壊と再生は、脳と心臓を除く、ほぼ全身で行われています。
「髪の毛の抜け変わり」 は 「毛乳頭細胞の死と再生」 です。
以上、余談のようですが、免疫学を理解する上で大事な話でした。
ここから、いよいよ本題です。
「免疫学」 第1回目の今回は、意外とわかりづらい 「免疫の分類法」 についてです。
これには大きく、3つの分類法があります。
? 物質としての分類
この分類法では、まず、「白血球」 と 「タンパク質」 に大別され、
白血球は 「顆粒球」「単球」「リンパ球」
タンパク質は 「免疫グロブリン」「補体」
とそれぞれ細別されます。
では、これらをさらに細分化していきます。
・顆粒球
このグループには 「好中球」「好酸球」「好塩基球」「マスト(肥満)細胞」 等の免疫細胞があります。
・単球
このグループには 「単球」「マクロファージ」「樹状細胞」 等の免疫細胞があります。
・リンパ球
このグループには 「ナチュラルキラー(NK)細胞」「T細胞」「B細胞」 等の免疫細胞があります。
・免疫グロブリン(抗体)
このグループには 「IgG」「IgM」「IgA」「IgD」「IgE」 等のいわゆる抗体があります。
・補体
これらは 「C1」〜「C9」 を主とした30種のファミリーとなります。
?フェーズ(段階)としての分類
この分類法では、前線部隊・先天的免疫の 「自然免疫」 と後衛部隊・後天的免疫の 「獲得免疫」 に分けられます。
・自然免疫(先天的免疫)
このグループは 「顆粒球」「単球」「NK細胞」「非特異的IgA」「補体」 等
・獲得免疫(後天的免疫)
このグループは 「T細胞」「B細胞」「特異的抗体(Ig)」 等
以上に分けられます。
?性質としての分類
この分類法では 「細胞性免疫」 と 「液性免疫」 に分けられます。
・細胞性免疫
ここを担当する免疫細胞は性質の違いから
病原体を貪食する 「食細胞」 と 「攻撃型リンパ球」 となります。
・液性免疫
ここを担当するのが 「抗体」 と、免疫を補助する働きをする 「補体」 となります。
以上、長くなりましたが、免疫学第1回 「免疫の分類法」 終わります。
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正しいことを発信すると暗殺される
不条理な世界である
結果的に、「命がけの発信」 となった貴重な会見を拡散しよう
2024年5月以降、正しい情報はゲットできなくなるのだから
すばらしい判断である。
鈴木宗男さん程、ロシアという国を理解できている政治家っているのか?
その宗男さんが 「隣国ロシアとの外交は大事」 と言っているのだから、政治家どもは真摯に宗男さんの話を聞かなければならない。
そもそも、多くの日本人が、ロシア対ウクライナの戦争をいまだに全く理解できていない。
ミンスク合意を守らなかったのはウクライナである。
ドンバス地方の住民は 「ロシア系住民」 であり、そのドンバスは特別自治区として認められていたのである。
その特別自治区・ドンバスの民間人を8年間に渡り虐殺していたのは、ウクライナの兵隊アゾフである。
確かにアゾフはオリガルヒであるコロモイスキーの私兵隊であり、悪いのはアゾフであり、コロモイスキーであり、カネを出したソロス爺さんであり、NATOである。
ウクライナの民間人は、決して悪くない。
しかし、結果的にミンスク合意を守らなかった形となったウクライナこそが、国際法上の 「ならず者国家」 となるのである。
岸田文雄はウクライナに献金し、武器供与も行った。
「ならず者国家」 に利敵供与をしたのである。
これは国際法上、立派な戦争行為である。
岸田文雄は、あろうことか 「ロシア対ウクライナ戦争」 に参戦したのである。
憲法9条を破ったのである。
日本は国連の敵国条項により、世界で唯一の 「敵国」 に指定されている。
これにより、ロシアは宣戦布告した日本に対し、「核攻撃」 しても良いことになっているのである。
ロシアの同盟国である中国も北朝鮮も同様に、日本に 「核をぶち込んで」 良いのである。
この場合、アメリカは日本を助けない。
日本は 「国連の敵国」 なのだから。
日本は今、自重してくれているプーチン大統領に助けられているのである。
我が国がいまだに 「国連の敵国」 なのは、2つの大国が 「敵国条項外し」 を妨害しているからである。
その大国の名は 「中国」 と 「アメリカ」 という。
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「男性も子宮頚がんワクチンを摂取して集団免疫をつけましょう」
と言い出した!
アホか!
世の男ども、舐められてるぞ!
いいかげん、「騙され続けているフリ」 はやめて怒れ!
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宮沢孝幸先生の心からの叫びである
この叫びが届かない
日本人は・・・
コロナでバカになったのか?
コロナでバカが露呈したのか?
どっちなんだい?
歴史の教科書が大好きなバカにオススメ
では何故、「人工ウイルス」 なんてものをつくった?
なんで 「致死率 0.2% の風邪ウイルス」 で世界中がバカ騒ぎした?
なんで 「2回の摂取で集団免疫」 と言われたワクチンを、5回も6回も打つ?
おかしいと思わんの?
はっきり言う
人工のウイルスは、目的を持ってばらまかれた
ワクチンによって産生された抗体は、ウイルスの変異を増強した
製薬企業は、「抗体がコロナウイルスを変異させる」 ことを知っていた
ウイルスをばらまいた連中の目的は、現存の人間社会を破壊することである
今月初日(9月1日)から、「内閣感染症危機管理統括庁」 なるものが稼働している
次の感染症パンデミックがおとずれた際には厚生労働省を通さず、「内閣が直接指揮をとる」 ということだそうだ
は?
あんなに頭の悪い岸田文雄に、パンデミックの指揮なんてとれるわけねーだろ
「致死率 0.2% の風邪ウイルス」 で経済活動を抑制し、有害なワクチンで感染爆発を招いたのは政府である
これが、この国の内閣の実力である
日本人はもはや、誰も岸田文雄には期待していない
では、誰が岸田に指揮をとらせるのか?
来年・2024年の5月、「世界保健総会」 なるものが開かれるそうである
そこでWHOは、「パンデミック条約」 なるものを可決させる方向である
同条約は簡単にいえば 「WHOが各国政府から主権を奪う」 ためのものである
「各国にまかせていては、感染症パンデミックは収まらない」がWHO事務局長・テドロスの意見である
は?
「珍獣・テドロスがコロナ対策の陣頭指揮に成功した」 などと思っている地球人っているのか?
地球人はもはや、誰もテドロスには期待していない
では、誰があの珍獣の飼い主なのか?
WHOの最大の支援者は、ビル・ゲイツである
ビル・ゲイツはキチガイである
WHOのパンデミック条約には、プーチン大統領もトランプ前大統領&共和党も反対している
しかし、岸田文雄は 「パンデミック条約、大賛成!」 と信じられない脳ミソ空っぽっぷりを発揮している
認知症大統領のバイデンも 「大賛成!」 の立場である
WHOとしては、来年、米大統領選の前に 「パンデミック条約可決」 に持っていく方向である
パンデミック条約が可決された来年5月以降、日本でコロナ以上のデタラメ感染症騒ぎが勃発したらどうなるか?
我が国・日本において、「感染症危機管理統括庁」 は機能しない
岸田文雄は主権を、WHOに、そしてビル・ゲイツにあけ渡す
ビル・ゲイツは世界に向かって、こう宣言するであろう
「ジャパンに危険な感染症が蔓延している。ジャパンには入国禁止」
我が国は種・苗を含めた食料を輸入に頼っている
諸外国からのアクセスが途切れ、かつ長期化すれば、我が国・日本の国民は 「餓死」 するのである
これが今、真に頭の良い識者たちが訴えている、日本建国以来最大の危機である
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この後、「米国史上最高レベルの大統領」 に就任した男の考察。
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情報として耳にしてはいたが、私は8月の後半から、間違いなく 『シェディング』 なるものの被害にあった。
医者に行ったところで理解できる奴などおらんと思い、自力で戦った。
私なりに考察すると 「mRNAワクチンの接種者が排出したスパイクタンパクに感染した」 のであろう。
症状はブレインフォグ。
常時そのブレインフォグ状態なわけでは無く、症状は突然あらわれる。
それは 「目の前の事象が現実か?夢か?わからない」 という、医者に話してもキチガイ扱いされるような症状である。
こんなこと、自分の身に降りかかってみなければ、決して信じられないであろう。
症状は2週間程続いた。
我ながら、私はデタラメワクチン情報をインプットしている。
我ながら、その私にして、この症状は中々ハードであった。
情報に精通していない人が同様の症例に見舞われたら、精神的苦痛は相当にハードなものとなるであろう。
mRNAワクチンは、絶対に中止しなければならない。
こんなデタラメ注射を推進している岸田文雄は、即逮捕・即処刑が妥当である。
今、子どもたちの間でインフルエンザが大流行なのだそうだ。
気温はまだ、真夏日が続いているのにである。
あきらかに変である。
子を持つ親御さんは、是非、井上正康先生の警鐘を真摯に聞き入れてほしい!
本当にこの国はやばい!
もう時間が無い!
ガチで学べ!!!!!
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最大19点差のビハインド
あんなにすごい試合見させてもらって・・・
そりゃ泣くよ・・・
もう、なんだか・・・
言葉がみつからないよ・・・
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そのうちのお二方が初めて対面された時の動画が感動的であった。
「救いたい」 という思いが伝わってきて、目頭があつくなった動画である。
そして、ついに発表された、ご自身のキャリアを棒に振るかもしれない大変な論文である。
「真の専門家」 として、とてもお辛い思いをしてきた3年間であったことでしょう・・
メディアでは報じられることのない、命をかけた論文である。
すごく良い歌。
おもしろい。
この歌を理解できない人は、小学校からやり直したほうが良い。
正直、この手法が楽である。
宗像久男先生のこの動画、完璧すぎる発信。
もっともっと存命されて、絶滅・自滅への道をまい進している日本人を目覚めさせて頂きたかったです。
本当に素敵すぎるお医者様でした。
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最近、ハリウッドスターが 「自分たちに演技させろ」 とばかりに、『反AIスト』 を決行した
とても良い流れである
このまま、シリコンバレーの悪徳IT企業を潰せ!
ビル・ゲイツとマーク・ザッカーバーグを逮捕しろ!
文部科学省は小・中学校、高校における 「チャットGPT」 の使用を全面禁止にしろ!
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知らなきゃ自分で調べろ
アメリカってのはな、そういう国なんだよ!
これが正しいニュース
https://www.nicovideo.jp/watch/sm42493645
「ロシアは悪い国、アメリカは正義の国」 これは壊滅的バカの思考
「you tube」 はバカがみる動画サイト
賢者は今 「ニコニコ動画」 をみて学んでいる
以上
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総理大臣に最もふさわしい男
https://www.nicovideo.jp/watch/so42508727
官房長官に最もふさわしい男
https://www.nicovideo.jp/watch/so42505103
これだけ真摯に訴える人の話を理解できない奴と、金輪際、会話をしたくねーんだわ
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